お引渡しが終わったら、オープンに向けてのカウントダウンです。

近所の方は「何の店ができるのかな?いつからかな?」
と意外と気にして見てくれています。

「○月○日 オープン」と貼紙でお知らせをしましょう!

また、チラシスタンドを置く場所がある場合は設置しておくとチラシを持ち帰ってくれる方が多い時期です。

引渡し後
引渡しからオープンまでの“準備期間”は業種にもよりますが、1週間~1ヶ月程度確保します。

備品類や商品を搬入、陳列したり、NTTの電話工事をしたり、レジの設定をしたりと開店の準備はこまごまとした作業がたくさんあります。

おひとりで開業する美容室やネイルサロン・ショップの場合は、備品を搬入して、営業の流れをシミュレーションすればほぼOKです。

従業員さんがいる場合は、トレーニング期間が必要です。

メニューの仕込みが必要な飲食店などは準備期間を長めに設定した方が安心です。

新たに買ったオーブンや業務用の厨房機器などは、何度も使ってみて料理の仕上がりを確認しましょう。

接客の手順も、スタッフ通しでお客さん役になって練習します。
本番のオープンの前に“レセプション”や“プレオープン”を行うこともおすすめです。

“レセプション”とはどういうものかご存じですか?

例えば飲食店の場合は、知り合いなどを無料で招いてオープンのご挨拶をするパーティーです。
限られたメニューを提供するコース形式の場合もありますし、フリーでオーダーを受けて厨房の混み具合の練習をするというパターンもあります。

食事やドリンクが出てくるのが遅かったり、備品が足りなかったり、動線が悪かったり…と、さまざまな問題点が出てきます。

今まで様々なレセプションにお招きいただきましたが、招待客はお祝い気分で来ていますので多少の不具合は大目に見てくれます。

ここでわかった問題点を、オープン日までにしっかり修正することが大切です。

一般のお客様は、一度悪い印象を持つと、二度目の来店はありませんから><。
美容室やサロンのレセプションは、“内覧会”として知り合いや関係者を招いて店内を見学してもらったり、無料体験メニューを用意することが多いですね。

「サロンを知ってもらう」ということが第一の目的ですが、割引チケットやお友達への紹介リーフレットの配布など、次につながる仕組みを用意しておくと有意義です。

ケータリング業者に依頼して、サロン内で立食パーティーを行ったり、店名入りのノベルティグッズをお渡ししたりと皆さんそれぞれに工夫をされています。

レセプションの招待客は、写真をfacebookに上げてお友達に紹介してくれたりと、オープン後もお店を宣伝してくれる強い味方です。
しっかりおもてなしをしましょう。

一方“プレオープン”とは、営業時間・提供メニューを限定して、1~3日程度営業してみることです。

近くにお住まいの方や、近隣の店舗の方にご案内する場合が多いようです。
業種にもよりますが、近くの店舗のオーナーさんとは、お互いのショップカードを置き合ったり利用しあったりといい関係が築けるといいですね(^^)

過去には、「一般の方も入店OK」にして1日限定でランチを無料サービス!、と大盤振る舞いの飲食店さんもいらっしゃいました。
バタバタと忙しく「間に合うかなぁ~」と焦る時期ですが、深呼吸してがんばってください。

自信を持ってオープン日を迎えられますように♪