店舗のレイアウトや仕上げ材の打ち合わせがひと通り終わると、“見積書”で金額の確認をします。

見積書の説明を聞いた感想は、「希望どおり予算内(^^)」でホッとしたり「想定外の高額だったので資金計画を見直さなくては…」と焦ったり人それぞれだと思います。

全体のご予算を伺ってからプランをしてお見積もりをする場合は、ほぼ予算どおりになります。
打ち合わせの段階で、予算をオーバーしないように無理のないデザイン・材料を相談しながら調整しますから。

見積もりフォト

しかし、初めてのお店づくりの場合は「予算と言われても見当が付かないので、一度希望を全部入れた場合の金額を出してください」と言われる方が多いです。

長年夢見てきたお店を希望どおりに作った時にかかる費用を把握するのはいいことだと思います。

その後、見積書とにらめっこしがら、優先順位をつけて残すものとあきらめるものを選択していくという作業になります。

いずれの場合も、見積書の内容はひとつひとつ丁寧に確認をしましょう。
全体の金額だけでなく、各項目の詳細もきちんと見てください。

わからない項目があった場合は、
「どういう意味なのか?」
「何のためにかかる費用なのか?」
「ランクが選べるものなのか?」
「削減すると支障があるものなのか?」など、説明を受けることが大切です。

専門用語など、わかりにくい時は遠慮なくわかるまで説明を受けましょう!

工事の見積書に出てくる難解な言葉たち。
家を建てたことがある方や、二店舗目の方なら多少なじみがあるかもしれませんが、
建築やインテリアを学んだ私でも、店舗デザイン事務所で働き始めた当初はちんぷんカンプンでした。
(アシスタント時代に、先輩の見積作業を手伝いながら専門用語を何度も調べたものです。)

はじめてお店をつくるあなたの場合は、わからなくて当然です。
「勉強不足と思われるのでは?」
「こんなこと質問したらバカと思われるかな」
という心配は無用です。

初めての方に理解できるようにご説明するのが、私たちの仕事です。

あなたの大切なお金を投資するのですから、不安なく納得できるお金の使い方をしてほしいと思います。

理想に近いお店が実現しますように。