お店のコンセプトを考える時に“お店の雰囲気”ばかりを重視して決めてしまうことがあります。

「ナチュラルで明るい北欧風カフェ」「アンティーク家具を置いたおしゃれな美容室」いうように。

その前にまず、「どんなお客様」に来てほしいか、という側面からもしっかり考えてください。

●年齢
●性別
●職業
●服装や好み
●利用シーン
●収入・お小遣い
●性格

仮想のお客様像がなかなか定まらない場合は、今までのお客様の中で一番好きなお客様を思い出すといいでしょう。
「これからもずっとご来店いただきたいな」と感じている理想のお客様です。

例えば、美容室の場合。
・27歳独身の女性。
・天神のブティック勤務で、アパレル会社正社員。
・ヘアスタイルを変えるのが好き。
・提案してヘアスタイルを気に入って毎回フェイスブックで紹介してくれる。
・年収350万円。毎月のお給料は25万円。お小遣いは6万円。
・洋服やネイルにこだわりがある。
・食べ歩きが趣味で、来店時はお互いに新しい店の情報交換をする。

という“ミキさん”に決定しましょう。

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このミキさんを満足させる店を作っていくことで、魅力的な店ができます。

「このデザインの椅子はミキさんが喜ぶかな?」
「この新メニューは、ミキさんにオススメしたら試してみたいと思うかな?」

ぼんやりしていた、目指したいスタイルがはっきり見えてきますね。

理想のお客様(ペルソナ)を設定する“ペルソナマーケティング”という手法です。

大手企業でよく使われていますが、小さいお店こそターゲットを絞り込んでほしいのです。
理想のお客様が好む、わかりやすいお店を作りましょう。

20代~70代までの男女を幅広くターゲットとしている美容室より、
「27歳の女性を対象にしたスタイリッシュな美容室」の方が、おなたの未来のお客様に刺さります。

「絞り込むなんて、怖くてできない」と思いますか?

一番大切にしたいお客様を深く深く掘り下げていくことで、その周辺のお客様も反応して来店してくださるので大丈夫です!